イジメの問題

2011.12.17

イジメを理由に転職活動を開始した営業マンのHさん。彼が本当にイジメられているのかどうか、あるきっかけを元に我々は疑いはじめたのである。イジメは子供だけの問題ではない。社会人の世界でもイジメは存在するし、ケースとしてはより陰湿な場合が多いようである。もちろん、イジメを転職理由にする人も、数は多くないものの存在するのである。「お恥ずかしい話なんですが、社内の人間関係に嫌気がさして転職を考えているんです。

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早い話が、イジメにあっているわけでして……」我々の前に座ったHさんは、クチビルをかみしめながら、こう語った。彼は二十七歳の営業マンで、中堅メーカーの電子機器の営業に携わっている。見たところ、イジメられるような雰囲気でもなく、普通のメーカー営業マンといった感じなのだが、本人がイジメられているというのだから、事実なのだろう。彼の話は続く。「仕事はとても面白いですし、お客様にも可愛がってもらっています。待遇にも満足していますので、転職したくはないんですが……私の直属の上司とどうもウマがあわなくて……というよりもほとんどイジメに近いんです。毎日。『辞めちまえっ』だの『失格だっ』だの言われてまして。身に覚えのある話であれば、それはそれで真摯に受け止めるんですが、どうも彼は私のことが気に入らないようで、罵言雑言ばかり浴びせてくるんですよね」ちょっと気になった我々は、質問してみた。「それって、Hさんだけに対しての話なんですか?それとも他の人にも同じような対応をしているとか」「いえ、必ずしも私だけってことはありません。ただ、私に対しては、より強烈のような気がするんです。わけもわからず罵倒されるってのも納得いきませんし。私にも後輩がいますから、体面上耐えがたい場面も多々あるんです」転職理由に納得感が抱けたわけではないが、彼が希望しているのならそれを尊重する。我々は、彼に営業関連の求人情報を提供していくことにした。





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