現在勤めている会社についてどう考え、転職の候補先の会社についてどう考えるか、についてポイントを説明しよう。多くの場合、転職は、現在の勤め先への不満に始まる。そして、他の理由もあるだろうが、実質的には、人間関係がうまくいかない(「辛い」から、「つまらない」までいろいろだが)から辞めたいというような場合が多いのではなかろうか。たとえば、上司に不満を持つことは、よくある話だ。転職者の、半分とは言わないまでも、たぶん三割を超えるくらいの人が、上司への不満を抱えているのではなかろうか。
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逆の立場から見ると、上司の出来が良ければ、たぶん、転職による退職者は、三割以上減るということだろう。自分に対する人事評価がアンフェア、仕事の与え方が不適切、不正行為が許せない、情報を独占する、仕事に不熱心、細かいことに厳しい、部署の雰囲気が悪い、プライベートなつき合いが負担、仕事を教えてくれない、会社の中で部署のアピールが不十分、人柄・性格が気に入らない、などなど、上司との問題には多くの要素がある。問題によっては、上司の不正のように、これを見過ごすことができないし、戦って十分な勝算がある場合もあるし、人柄の好き嫌いのように、部下にとっては深刻な問題でも、戦ってもおよそ勝ち目のない問題もある。